神様の紋
神紋     神紋 (祭神の紋)
        社紋 (神社の印で、神社紋ともいう。
        社家紋 (神社に代々仕える社家の紋)
新しくて古い神社
古事記の一説「この世の初め、高天原に天御中主神、高御産巣日神、
神産巣日神、が
次々に現れた。ところが、この三神はみな独身で姿が見えない。」
神様は元来姿が見えないもの。
場所を清め一心に神霊の降臨を祈るとき、天降る。
この事から、20年毎、50年毎の遷宮が行われる。
また、平安時代中期ごろまでの神社建築には、小さな飾りはあっても神紋は
見当たらない。
現存する最古の神社建築
1:宇治上神社本殿(宇治市)--平安後期***素木の無装飾、無模様
2:神谷神社本殿(坂出市)--鎌倉初期***無装飾、無模様
3:神魂神社本殿(松江市)--吉野初期***無装飾、無模様であるが、棟木に
                  「亀甲に有」の素朴なデザインがある。
                  神社紋としては最古のものと思われる。
神紋の萌芽
やがて、神社は神々の魂を、神宝.神符.神託などを用いより具体的表すように
なりました。これは民衆が神を身近に感じたい本来の要求であったと思われます。当然、神の居場所として神紋が生まれてきました。
平安後期の有名な神紋

梅花 梅鉢 九曜紋 熊野三羽烏
大宰府天満宮 北野天満宮 平安期に流行した車紋 熊野大社
神紋の流行
鎌倉期に入ると仏教文化の発展に伴ない、改造.新作など行われ流行る。
三大流行
1:花菱---伊勢神宮
2:唐草---宝相華、有識文
3:巴-----渦巻き.雲気(古代人は神霊を巴で表したいう。) 神様のシンボル.
花菱 唐草模様 右三つ巴
伊勢神宮     - 京都.八坂神社
全国神社数
約10万社
内稲荷社3万社
八幡社2.5万社
神紋の基本形
約200個